山笑(やまにこ)会主催
三条の湯で温泉を楽しみ、雲取山に登り 鴨沢バス停に下山するハイキング
2019年8月7日~8日
歩程: 鴨沢~お祭り~後山林道~三条の湯(泊)~三条ダルミ~雲取山~七ツ石山~七ツ石小屋~鴨沢バス停

 奥多摩駅9:30発の西鴨沢行きバスに乗り10:05に鴨沢到着。 トイレを済ませ、10:15頃にまずはお祭りに向かって出発した。 12:35奥多摩駅発の丹波行きバスに乗れば13時頃にお祭りバス停に着くことができる。歩く時間を30分短縮できるが、三条の湯に着くのは16時を過ぎる。車道歩きは暑くて退屈だが、大勢で話をしながら歩いて気が紛れる。歩いてすぐに「山の休憩所 かゑる」に顔を出して「明日、予定通り寄ります」と挨拶する。お祭りバス停には30分ほどで着く。バス停の真上に休憩所があって昔はお世話になったこともあったが、今は廃業したようだ。ここから林道終点(青岩谷)までは標準で2時間半かかる。20年前までは林道終点まで車で入れた。もっとも駐車はできなかったが。そのつもりで車で行くと、片倉橋のゲートまでしか入れず、往生する羽目になる。関係者だけが終点まで入れる。

 片倉橋についてゲートの脇から先に行く。ゲートのずっと手前に車が数台止まっている。止まっているのか、心ならずも止められたのか。元気な女性二人がすぐ後ろをついて歩くので、ペースが早くなり列が長くなり、ときどき止まって調整した。

 7月31日の下見では11:40頃に雷が鳴り出し、12:40から雷雨になったのだが、この日はどうやら無事にやり過ごせそうで安心していた。新片倉橋、黒滝橋と進む。黒滝橋を過ぎるとイワタバコがたくさん出てきて目を楽しませてくれる。みなさん、これほどたくさんきれいに群生するイワタバコは見たことがないと感激されていた。塩沢橋で昼食休憩とした。ここで雷が遠くで鳴っていて、用心のためにザックカバーを出し、雨具もザックの一番上に上げておくように指示したが、雨具の下をはいた方がいた。案の定、30分も歩くと暑くて脱いでしまった。雷は近づいたが、それ以上にはならかなった。塩沢橋から30分歩行を2回やって青岩谷に13:35に到着。どうやら雷雨からは逃げられたようだ。

 一人、少し具合が悪いという。状況を確認すると大丈夫なようだった。最近、あまり歩いていないという。そりゃバテますよという。 その対応で、結果的に10分休憩となり、少し調子の悪い方も一緒にラスト25分の山道を歩き始めた。左の斜面に気をつけることだけを注意。下見の時には黒滝橋のあたりでパトカーとすれ違い、ここでもパトカーを見た。みなさん今朝の朝刊を見ていて、三条の湯付近で遭難者が出て救助されたことをご存じだった。もともと10分ほど歩いて休憩する予定だったが、やや急な斜面が終わって予定通り休憩すると、遅れ気味の方がいる。さっき調子の悪かった方のようだ。スタッフと後からゆっくり一緒に来るようにいって戻った。まもなくテント場が見えてきて、三条の湯の建物が上方に見えた。14:20頃だった。記帳を済ませ、みなさん部屋に入るより先にビールを飲むか、かき氷を頼んでいた。スタッフともう一人の方は少し遅れてすぐに到着した。今回は女性が大部屋、男性は8畳間の「飛竜」だった。ちなみに宿泊費は8,200円だ。

 幹事はまずは缶ビールを2本買い、外のベンチで飲み始めた。4人ほど一緒に外のベンチで飲み始めた。ワインをご持参いただいた方がいて早速ワインが出てきて、つまみセットを出した方もいた。幹事は飲みながら、パンツ、ズボン、T-シャツを着替えた。靴下は脱いだ。翌日、すべてほぼ乾いていた。下見のときには翌朝、全く乾いてなかったのだ。本番は下見より条件がいい。男性3人が14時半から15時まで風呂に入り、女性たちが15時から16時までに入った。幹事らは16時から入った。三条の湯には大きめの風呂が二つあるのだが、普段は一つしかわかさない。それで1時間交代なのだ。アルカリ泉で肌がスベスベする。ベンチでも風呂でも山談義をしたが、中にはずいぶん山の経験が豊富な方がいて、そういう方でも仲間を求めてこういうハイキングに参加されるようだ。

 女性たちは大部屋の快適なベランダに出て、氷の在庫がなく2.5人分しかできなかったかき氷をみなさんで仲良く分け合って食べたそうだ。ハンモックに揺られて涼を取ったり、布団に横になって昼寝をしたり快適だったとか。幹事は外のベンチに座ってビールを飲んでおり、揺れるハンモックがうらやましかった。17時半から夕食。全員で乾杯した。この日はわれわれ13人だけだった。後で持参した焼酎も出して皆さんで飲んだ。ワインを注文して下さった方もいるが、北八ヶ岳でも注文して下さった方だ。みなさんの要望でオーナーの木下さん(自称ロバート・デ・ニーロ)にコンサートを要望して、18時半頃から1時間ほど演奏していただいた。みなで一緒に歌い時ならぬ青春のコンサートとなった。三条の湯ではいつも歌うらしい。オーナーは音楽があふれる小屋にしたいそうだ。幹事は早い時間から飲んだので、部屋に戻り酔って早々と寝てしまった。スタッフは、夜中に散歩して、星が多すぎて星座が直ぐには分からない程の満天の星空を楽しんだそうだ。

〇08月08日(木)
 夜中に一度トイレに起きた。起きようとして初めて山小屋にいるのに気がついた。4時過ぎに明るくなってきて誰かがヘッドランプをつけて4時半前であることがわかった。幹事も起きてザックを外に出し、トイレに行った。みなさん起き出した。外は晴れだ、今日は終日天気がいいのではないか。今回は雷雨には見舞われないようだ。5時前に準備が終わったので小屋の手前のベンチに座りポメラで記録をつけた。涼しい。5時半から朝食の予定だったが少し早く準備ができた。生玉子が出たが、不得意な方が多くて、玉子焼きに(実態はスクランブルエッグか)してくれた。昼食の弁当はちらし寿司のようで旨そうだった。小屋番のハタさんが本日の天気予報を発表した。終日晴れで雨は降らないでしょうという、全員歓声を上げた。朝食を終えて外に出てザックの準備も済ませて、小屋の看板の前でディア・ハンターのオーナー、ハタさんと一緒に記念撮影をした。ほぼ6時に出発した。最初の30分間は特に足下に注意を集中するようにいう。

 ゆっくり目に歩く。30分歩き、5分休憩の予定だ。下見同様、今回は右に切れている要注意箇所が補修されていて気にする必要はなく安心した。最初のカーブを左に回り込んでしばらく歩き最初の休憩。昨日、最後の山道で遅れた女性に、朝、体調を確認したら、回復したようだったが、不安そうだった。この方に幹事の後ろを歩いていただき、その後ろに初参加の二人が続いた。ここの山道は1時間ほど登りが続き、その後、三条ダルミまでは緑がきれいな緩やかな登りになる。左手上部に飛竜山からの山道が降りてきて合流する地
点が三条ダルミで眺めがきれいだ。

 三条ダルミで15分休憩とした。ここまで順調だし、予定のバス時刻までは余裕もあるのだ。向かいの富士山にアルパカのような雲が乗っていて面白くみなさんで写真を撮った。8:50頃に出発。ここから約40分の登りで雲取山山頂なので、13分程度歩いて2回給水休憩を取る予定だった。しかし、10分も歩かない内に、一人の女性が体調不良を訴えた。スポーツ飲料を飲んでいただきしばらく休むことにした。この間にスタッフと相談し、山頂まで登り、その後、少々体調の悪いお二人を幹事が引率して3人で七ツ石山頂に登らず七ツ石小屋に直行することにした。10分ほど休憩して出発した。体調の悪い方もペースは遅いものの順調に歩けた。10分ほど歩くと避難小屋手前の岩が見えてきたので元気になった。結局、9:42に山頂に到着した。三条ダルミからの歩行時間は40分弱と予想外に早く安心した。

 山頂に着くと誰もいない。残念ながら少し雲が広がって富士山は見えなかった。飛竜山が堂々と見えて、誰ともなく飛竜山に登りたいといい始めた。新しい山頂標識の前で集合写真を撮ろうしたら、若者3人グループが到着してカメラのシャッターを押してくれた。みなさん、山頂には未練がないようで避難小屋のトイレに向かった。ここからスタッフの率いる一隊が先発した。それを3人で追いかけるのだが、先発隊のある方から「七ツ石小屋でのお湯はどうなりますか?」と聞かれて、慌ててバーナーを持参している他の参加者に七ツ石小屋で幹事の代わりにお湯を沸かしていただけるようお願いした(この点は事前に確認済み)。この時点でまさか、先発隊より先に着くとは思わなかった。

 下り始めると右手前方にバリカンで一筋刈ったような山が見えるがその山が七ツ石山だ。その手前から右側に巻き道を進んで七ツ石小屋に着く。先導しながら歩き始めると、下りに少々時間がかかった。しかし、2つ3つある小ピークはすべて巻き道を歩くと決めていたので、その後は比較的順調に歩くことができて、最初の巻き道で先発隊の後ろに出てお互いに驚いた。その結果、七ツ石山の手前では先発隊の休憩中に追いついて、先発隊の一同を驚かせ、先に小屋に向かうことができた。七ツ石小屋に着くなり小屋番に雷が鳴っ
ているので注意するようにいわれた。七ツ石山に登った先発隊は、ジグザグ道をときどき休憩しながら17分ほどで山頂に登った。山頂では、雲取山からここまでの山道の展望を顧みる事が出来る。鴨沢に下山するとここから先は石尾根の展望がなくなるのだ。

 12時頃に七ツ石小屋に先着して、湯をわかし始め、湯が沸いた頃に本隊が到着、阿吽の呼吸だった。そうする内に、2年前の再現のように空に雲が広がって来た。この時点では雷は遠かった。12時35分に小屋を出発、この時点で雨具の装着はなし。当然、雨具はすぐに装着できるように一番上に上げておくように指示しておいた。出発して5分もしたらポツポツと予想より早く来たので、雨具の装着をお願いした。この時点から雨が上がるまでメモ帳に記録はなし、記載できなかった。雨具装着を待っている間に雨が強く降り始めた。
雷はずいぶん近く、音も大きくなったが樹林帯の中なので落雷の恐れはないと判断した。しかし、近くで大きくゴロゴロとなる雷の下を歩くのは、経験のない方にはスリルのあることだっただろう。ここの下りは普段は2時間程度なので、途中、3回は休憩するのだが、この日強い雨なので2回休憩で歩いていただいた。

 雨の中を順調に歩いていたら、雲取山直前から体調が悪いといっていた方が、再度、体調不良を訴えた。そのことは雲取山の山頂でスタッフと想定していたので、予定通りスタッフに任せて、残り全員を幹事がリードして下った。少々早めのペースだとは思ったし、途中でもみなさんに早いといわれたが、雨の中をトロトロ下るわけには行かない。と思いながら歩いていたら、雨が上がり空が明るくなってきた。14時頃ではないだろうか。スタッフが「賀茂別雷大神、どうかお鎮まり給え」と祈り続けたせいかどうかはわからない。

 残りどれだけ歩くかをお知らせしながら歩いた。14時20分頃に小袖乗越に到着。いつもの鴨沢までの近道を歩くか、所畑バス停に出る道を選ぶか迷ったが近道を歩いた。14時55分に「かゑる」に到着。早速、缶ビールを飲みながら、着替えを済ませた。「かゑる」を経営するご主人が車で遅れている2人を迎えに行くといって下さったが、何と少しの遅れて到着したのには驚いた。全員が、「かゑる」の中に入り、着替えを済ませ各々が注文しくつろいだ。営業しているはずのバス停横の休憩所はこの日もやってなかった。土日以外は開け
ていないのではないだろうか。2年前同様に今年も「かゑる」に助けられた。

 ご主人のイトウさんお話を聞きながら15:58のバス時間まで休憩した。ご主人は元福島県方面の山小屋の小屋番をやっていたそうで、山の話に詳しい方だ。何も売ってないバス停にはこういう休憩所は重宝する。また来ますよ、といってバスに乗った。2016年から雲取山ハイキングを実施しているのだがこれで4回目、内1回は中止となった。来年は金峰山にしようかと考えている。

 【参加者】11名(申し込み14名、キャンセル3名)
 【スタッフ】稲葉 力(幹事)、廣川妙子(スタッフ)




青岩谷出会いから三条の湯へ


三条の湯のテラスでかき氷を分け合う女性陣


夕食後は、自称ロバート・デ・ニーロと青春の歌


小屋の前でオーナー、ハタさんと記念写真


今年も雲取山で集合写真だ!

雷雨にやられて「かゑる」で和む一同



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