佼成学園中学校 総合学習・フィールド探求「自然と人との関わり~横沢入」
2019年7月17日(水)
あきる野市横沢入

 中学生の総合学習として、里山保全地域である横沢入で水生生物の観察や、人と自然がどう関わって暮らしてきたかを知ってもらうという趣旨で、実施されました。
 生徒は6班に分かれ、さらに最初に水生生物調査をする3班と、谷津田観察(草堂の入)をする3班に分かれ終了後交代するという形で行われました。

 水生生物調査は、生き物への影響を考えて各班で場所を分け、さらに各班で半数づつ川に入るという形をとりましたが、夢中になると全員で入ってしまう班もありました。
 生き物ではホトケドジョウ、トンボのヤゴ、サワガニ、ニホンアカガエル、カワニナなど水のきれいなところにいるものが見つかりましたが、駆除対象であるアメリカザリガニもいました。 また昔は人が里山を利用することによって、このような景観や環境が維持され、その結果様々な生き物の生息の場となっていることを知ってもらいました。
 草堂の入は今は耕作されていませんが、一番奥に開放水面があります。途中はっきりとしたイノシシの足跡を観察することができました。奥の池ではトウキョウサンショウウオの幼生を見る事が出来ました。また開放水面に張り出した木の枝に、モリアオガエルの卵塊の残骸がわずかに残っていましたが、成体は見られずアカハライモリやシュレーゲルアオガエルも見る事ができませんでした。このような両生類は水辺と森の両方ないと生きてゆけず、里山が生息に適した環境であることを知ってもらいました。 草堂の入では所々に開放水面を作ってありますが、ミゾソバからヨシが一面に覆いヤナギなどの木も侵入して、遷移が進行しつつあるようです。環境が変わればまた別の生物が入ってくるので、一概に悪いとは言えませんが、現在の環境を維持するには、やはり人の手が必要であることも知ってもらいました。

 時間が短く十分な説明はできませんでしたが、生徒さんは皆熱心に調査や観察を行っていました。これからの学習の参考になればと思いました。。

 【参加者数】 佼成学園中学1年生58名、教師5名
 【スタッフ】  小勝眞佐枝(リーダー)、高橋喜蔵(サブリーダー)、瀬川真治(全体アシスト)福田正男、中西由美子、高橋まり子、小太刀健
 【報告者】  小太刀健(19年)




開会式


準備体操


ガサガサ


同定①


同定②

ホトケドジョウ



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