森の自然倶楽部主催
海岸の自然を楽しもう~城ヶ島の植物と地形・地質~
2019年7月7日(日) 城ヶ島

京浜急行三崎口駅に集合、バスで城ヶ島の白秋碑前で降車、広場で開会式・準備体操をしたのち、観察を開始しました。城ヶ島公園に向かう途中、道路脇のラセイタソウ、カラスザンショウ、タブノキ、オオムラサキシキブ、オオバイボタ、シロダモ、フウトウカズラ、マテバシイなどを、台地上にある公園では、クロマツが海からの南風を受け北側に傾いているのを観察しました。

展望台に上がり、高いところから周囲を見渡しました、南には伊豆大島がうっすらと見えますが、西の方に見えるはずの富士山は見えません。海は白波が立ち、海風が吹き付けます。公園の先端から階段を下り、安房崎の磯へ。そこでは三崎層と初声層の境界と地層の逆転を観察しました。海岸線を歩いて行くと、スカシユリ、ヒロハクサフジ、ミヤコグサが花を咲かせていました。ハマボッス、テリハノイバラ、ソナレムグラは、終わりかけでしたが花をまだ見ることができました。

しばらく海岸で観察してから階段を上がり、公園事務所近くのベンチや緑陰広場で昼食をとりました。その後、ウミウ展望台を経て、馬の背洞門へ。馬の背洞門は長い年月で浸食された海蝕洞で、関東大地震までは、満潮時に小舟が通り抜けられ地震で、約1.5m隆起きしたため干上がったところです。

その先の浜辺では、ハマユウの花が咲き、ハマゴウやネコノシタの群落も花をつけていました。海岸植物種子の海流散布の話をすると、参加者はツルナやハマダイコンの残っていた昨年の実を潮だまりに入れて海水に浮くことを確認していました。海辺の磯では、ウメボシイソギンチャクを見ることができ、その色や形を参加者は熱心に観察していました。

京急ホテル南側の露頭では、白い凝灰岩層が炎のような形で固まった火炎構造や逆断層を観察しました。参加者は、自然の力とその造形に感動し、写真を撮っていました。観光橋の近くでは、固まっていない地層が海底地すべりによって曲がりくねった「スランプ構造」を観察しました。

参加者からは、「地形観察は、とても興味深く楽しかった。」「海岸の厳しい環境に適応した植物のことや海の生物も見られ面白かった。」との感想を頂きました。 時々小雨は降りましたが、観察にはさほど影響はなく、熱中症やバスの混雑の心配もせずにすみ、無事終了することができました。

 参加者: 15名
 FITスタッフ: 中澤、岡本、山本(明)、水木、吉原(秀)[報告]




ラセイタソウの観察


スカシユリ


ミヤコグサの観察


ウミウ展望台


ウメボシイソギンチャク発見

地層 火炎構造



戻る