高尾森林ふれあい推進センター協定イベント・森林インストラクター東京会実施
春の高尾山親子自然観察会
2019年3月10(日)

 親子の参加者は28名。当初の申込みより10名減ったが、6班で観察会を実施した。高尾駅北口に集合後、バスで日影下車。日影沢キャンプ場で開会式の後、予定通り10時前にそこを出発した。いろはの森を通るこのルートは、高尾山の登山道の中では、尾根筋の直登コースできついが、山頂までは2キロメートルに満たずそう長い行程ではない。

 今回は、事前の雨の天気予報にやきもきしたが、日中は晴後曇と天気は持ち直し、早春の穏やかな天候の中、途中で雨にたたられることもなく実施できた。子ども達は班長達の説明を聞きながら、アブラチャンの花芽や冬芽をつけた弾力性のあるハナイカダの枝に触ってみたり、ツチグリの胞子嚢を押してみたり、ハリギリのコルク質の樹皮や刺のあるカラスザンショウの幹に触ってみたりと、観察路から眼にすることのできる樹木などの感触をはだで感じていた。

 途中数回の水分補給の休憩をとり、山頂に到着。子ども達は、まずそこに立つ二等三角点の標柱にタッチ、山頂到達を実感する。山頂展望台の前には、曇のため明瞭ではないが白く雪を抱いた富士山や数日前の降雪で雪化粧をして頂を連ねる丹沢の山々の姿があった。参加者達はなんとか富士山の姿を眼にすることができ、喜んでいる様子であった。関東山地の東端に位置するこの山からの展望は一級で、冨士山が見えればベストであるが、そうでなくても美しい。

 昼食後は、午後1時前、ニワトコが花芽や葉芽を膨らます山頂直下の大トイレ前を出発。途中で、参加者はブナやイヌブナの話を聞いたり、キブシの蕾を見つけたり、フサザクラの花をみやま橋で観察したりしながら、変化に富むコースを歩き通して、ゴールの林野庁慰霊碑前広場に定刻に到着した。

 最後に閉会式を行い、子ども達による感想発表を聞き、次回の親子自然観察会の紹介と反省会を行い解散した。早春の観察材料の少ない時期であったが、子ども達からは、シダーローズ、ホオノキの実やモミボックリを見つけたり、アサギマダラの幼虫を観察したり、ツチグリの胞子を飛ばしてみたり等々、早春の虫や植物に触れあうことができて楽しく、多くのことを知ることができたとの感想を聞くことができた。班長からも、子ども達の「発見」が多かったとのコメントがあり、観察会を通じた自然教育の重要性を再認識した。

 今回の自然観察会も、事故や怪我もなく無事終了することができた。多くの支援を頂戴した班長やFITの皆様に感謝申しあげます。

 参加者: 10家族28名(大人13名、子供:15名)、スタッフ24名
 FITスタッフ: 飯塚(代表幹事・報告)、加藤(副代表幹事)、斉藤、瀬川、丸山、長谷川、藤岡、篠原、池田、後藤、林(公)、小川(里)、林(治)、阿部、飯島、岡部、鹿毛、武、丹野、鶴岡、中川原、横井、安久、中村

* 森林ふれあい推進事業「協定イベント」とは、林野庁関東森林管理局長と協定を締結した団体の主催するイベントのことで、自然豊かな高尾山で楽しく自然とふれあうことを主な目的にしています。 平成30年度の協定団体については森林インストラクター東京会(FIT)をはじめ5団体が登録されています。
  『森林ふれあい推進事業』の年間計画などについては関東森林管理局の該当ページを参照してください。





開会式の様子


観察会で見たニワトコ


アサギマダラの幼虫発見


説明を聞く


閉会式の風景

感想発表



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