高尾森林ふれあい推進センター協定イベント・森林インストラクター東京会実施
師走の風物詩を楽しむ高尾山ハイキング
2018年12月25日

スタッフは7:40に高尾山口駅前集合。打ち合わせ後それぞれの持ち場へ着く。参加者は凍てつく空気の中、元気に集合された。この冬一番の冷え込みに今日の最大目標の氷の華「シモバシラ」との出会いに期待がふくらむ。キャンセルが12名あり、初めての参加者は天気予報の「この冬一番の冷え込み」によるものと思われる。予定通りにケーブルカー清滝駅前広場で開会式となった。スタッフ紹介、安全注意、準備体操で体をほぐし、各班長のもとアイスブレーキングで笑顔がこぼれる。

8:45発のケーブルカーで山頂駅に向かう。タコスギを過ぎた辺りにキジョランの実があり、風に揺れる種髪(しゅはつ)が朝日に輝いている。初めてキジョランの実をみた参加者は植物の不思議な生き方に感動をしていた。富士道では濃い青色の種子が美しいジャノヒゲを見つけカメラに収めていた。年末のせいか思ったよりも登山者が少なく静かな雰囲気のなか、頂上へと向かう。

高尾山頂上からの富士山は、頭にすっぽりと雲の帽子をかぶっていたが、遠くの南アルプスが銀色に輝き、奥多摩の山々、墨絵のようにかすむ大山や丹沢の姿も確認できた。頂上下では小さな「シモバシラ」があり、次に向かう紅葉台北まき道に期待をして足が早まる。しかし、いっこうに目指す氷の華は咲いていない・・。一丁平へ向かう道すがらはすっかり冬枯れだが、サネカズラの赤い実やオオハナワラビの胞子を飛ばす不思議さに感心する。シオデのシャンデリアのような青い実を一粒口に「甘〜い!」と笑顔。一丁平北まき道を行ったところに、目指す期待の「シモバシラ」発見!沢山の氷の華が咲いている。その輝きは氷の精そのものであった。参加者は夢中にカメラに収めている。長年の熱望していた出会いに満足されていた。

一丁平で昼食を取り、班ごとに出発。杉木立の中に真っ赤に実ったツルリンドウを発見。コゴメウツギの「もしか兄(あん)ちゃん」の説明に耳を傾けていた。足元で枯れているセンブリは秋には見事であったろう。ガマズミやゴンズイの赤い実は小鳥たちが大好き。冬化粧の山道には逆光に輝くススキの穂やヤマコウバシがゆったりと風に揺れていた。

紅葉台南まき道(通称:お花道)ではウラジロやクスサンのスカシダワラを見つけたり、ツノハシバミは和風ヘーゼルナッツの説明に感心されていた。白いコートを纏(まと)ったようなコブシの冬芽を触り「柔らかい!」と嬉しそう。江川スギの前を通り、薬王院に向かう。境内は新年を迎える準備も整い、参拝者の少ない一時の静けさを味わう。予定通りにケーブルカー駅入り口テラスに到着し、整理体操後、班ごとに振り返りを行った。参加者は一番の目的であった氷の華「シモバシラ」に会え「満足です!」と言っていた。全員、怪我もなく無事にハイキングを終えることが出来、「良いお年をお迎えください!」のご挨拶で解散となった。大自然のおりなす芸術の氷の華「シモバシラ」をもっとたくさんの方に見ていただきたかったと思います。

 一般参加者: 20名
 FITスタッフ:
  班長→槙田幹夫(主幹事)、高橋喜蔵、瀧浪邦子、小川和恵(報告) アシスト→藤岡 眞、熊木秀幸 体験参加→飯塚義則


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森林ふれあい推進事業「協定イベント」とは、林野庁関東森林管理局長と協定を締結した団体の主催するイベントのことで、自然豊かな高尾山で楽しく自然とふれあうことを主な目的にしています。 平成30年度の協定団体については森林インストラクター東京会(FIT)をはじめ5団体が登録されています。
  『森林ふれあい推進事業』の年間計画などについては関東森林管理局の該当ページを参照してください。




開会式

キジョランの実

班長の説明に聞き入る参加者

氷の華・シモバシラ

ガマズミ

ツルリンドウ



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