高尾森林ふれあい推進センター協定イベント・森林インストラクター東京会実施
万葉植物を訪ねて熟年者と歩く
2018年10月8日

 コース: 高尾山口―ケーブルカー清滝駅~ケーブルカー~富士道~山頂~4号路~吊り橋~ケーブルカー高尾山駅

 体育の日10月8日(月祝日)、思ったほど高尾山口駅前は混み合っていない。熟年の方々がにこやかに次々と集まる。参加者は17名。開会式後、4班に分かれ、万葉の植物は何だろうと期待を胸に足取り軽く出発。
 万葉集には、客観的に自然を賛美する叙景歌はあるにはあるが少ない。相聞歌(恋の歌など)が大半を占め、その哀歓の情を表すのに、なぜか草木花が引用されている。
 ケーブルカー横にアカネがある。「あかねさす 紫野行き 標野行き 野守は見ずや 君が袖振る」 あかねさすという明るい枕詞から始まり、君が袖振るという愛の表現。万葉の扉をちょっと開ける。その後、食料、染料、装飾、祭事、衣服、用具など万葉の人たちが触れた植物の前で、歌を詠み、その植物の特徴や謂れ、生活とのかかわりなどに触れた。つるばみ(クヌギ)、すすき、ほよ(ヤドリギ)、はぎ、ほほがしわ(ホオノキ)、うめ、たまばはき(コウヤボウキ)など。
 お昼の山頂や帰りの4号路は、人が多く今後の実施は平日がよさそうだ。途中、ヤマホトトギスの花、シモバシラの白い花、ヤマハッカの花、センボンヤリの秋の閉鎖花、ツルギキョウの花や実、フクオウニガナの花、タカオヒゴタイの花などを覗き、写真も撮る。その他、イヌブナの実、アオハダやサンショウ、ミヤマシキミの赤い実など。
 アンケート結果をみると満足されており、皆少なからず万葉に思いを馳せながら、楽しく高尾山を歩かれたようだ。万葉植物のとらまえ方は奥が深く、万葉集に疎いスタッフにはまだまだ課題があるように思うが、皆ホッとした一日でした。

 参加者: 17名
 FITスタッフ: 班長→長岡俊夫、高橋喜蔵、小日向礼子、池田正博(報告)  アシスト→薮内大、飯塚義則


* 森林ふれあい推進事業「協定イベント」とは、林野庁関東森林管理局長と協定を締結した団体の主催するイベントのことで、自然豊かな高尾山で楽しく自然とふれあうことを主な目的にしています。 平成30年度の協定団体については森林インストラクター東京会(FIT)をはじめ5団体が登録されています。
  『森林ふれあい推進事業』の年間計画などについては関東森林管理局の該当ページを参照してください。













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