高尾森林ふれあい推進センター協定イベント・森林インストラクター東京会実施
陽だまりハイク・正月の高尾山を楽しむ
2018年1月11日(木)

 年初めのふれあいハイクはお正月の高尾山。出発時の気温は1℃。冬青空の下、凛とした空気が気持ちよい。稲荷山コースで、リョウブ、ヒサカキ、サカキなどの特徴的な冬芽を観察。杉林の山道に入ると丸い形の木漏れ日が楽しい。東屋に着くころには気温も上昇して汗ばみ上着を脱ぐ人もちらほら。小休止の後はしばらく平らな山道。「稲荷山コースは、南東尾根で日当たりがよく植物が楽しめるコース」という班長の説明。高尾山では50年前からアカマツが減少して今はモミが優勢、フジキの葉柄内芽、おどけた顔のカラスザンショウの葉痕、シラキの葉痕は天使の顔、等々植物の興味深い解説が次々続き、参加者の皆さんは観察やメモ取りに忙しくしていた。トイレに着く手前の法面でシモバシラを発見。数日前の4月陽気や雨でダメージを受けたと思われるものの、シモバシラはどうにか形を留めていた。
 頂上到着。お目当ては富士山の遠望。縁起よい「お正月の富士山」を、みなさんカメラにおさめる。人はなぜこんなにも富士山に魅かれるのだろうか。下見でも本番でもいつでも富士山には感動してしまう。さて、たいていは混雑が当たり前のような高尾山山頂だが、年頭11日にもなれば人気は少な目で静かなのが嬉しい。昼食をとりながら「天気がよくてよかったですね。今日の富士山は本当に見事ですね。シモバシラも見られて最高!」などと話す。「高尾山の名前の由来ご存知ですか?高い山(富士山)に連なる山々の尾という意味だそうです」との班長のお話。高尾山は富士山との関係なしには語れないようだ。
 昼食後、一号道を下り最後のハイライトの薬王院へ。まず浅間神社へ案内され、再度の富士山の話題で、根強い富士山信仰を知る。都指定有形文化財の不動堂は扇垂木が特徴。飯縄権現堂は本殿、拝殿、幣殿の3つが一体になった権現造りで東照宮と同じ形式。などなど班長の滑らかな解説に参加者みなさん聴き入っていらした。その後は心躍るお正月の神社。初詣、願叶輪潜、銭洗い、ついでに節分のマメのお買い物などの楽しい寄り道で、みなさんお正月気分を堪能。それから浄心門を抜けて薬王院の方向に向き直り、一礼して下山。
 天候に恵まれ、タイトル通りの「陽だまり」や富士山の眺望、自然と歴史が詰まった中身の濃い内容で、参加者みなさん大満足でした。

 参加者: 一般参加者20名
 スタッフの役割と名前: 長谷川守(主幹事)、前田満子、小川和恵、林公康、後藤裕子(アシスタント・報告)

* 森林ふれあい推進事業「協定イベント」とは、林野庁関東森林管理局長と協定を締結した団体の主催するイベントのことで、自然豊かな高尾山で楽しく自然とふれあうことを主な目的にしています。 平成28年度の協定団体については森林インストラクター東京会(FIT)をはじめ5団体が登録されています。
  『森林ふれあい推進事業』の年間計画などについては関東森林管理局の該当ページを参照してください。





木漏れ日


稲荷山コースで植物観察1


稲荷山コースで植物観察2


シラキの冬芽


頂上からの富士山の雄姿

薬王院境内で六根清浄のお話



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