にこにこ会主催の季節の花と景色と味を楽しむハイキング
氷の華「シモバシラ」を楽しむ御岳山初詣ハイキング
2018年1月12日(金)

 コース: ケーブルカー御岳山駅~御師住宅~武蔵御嶽神社~大楢峠~そば処「おく」


新しい注連縄を張った神代ケヤキ


にこにこ会ハイキングの安全を祈願
朝の冷え込みが厳しい御嶽駅に集合。バスでケーブルカー滝本駅まで行き、ケーブルカーで御岳山駅に登って開会式を行う。天気が良く、東京都心のビル、筑波山、雪で白く輝く日光の山々まで見える。開きかけたロウバイの蕾が寒気に震えている。

標高830mの御岳山駅前広場の気温は氷点下5度。寒い中を歩くので入念に準備体操を行う。廣川さんの号令で、最初に全員で山の霊気(冷気)を胸いっぱい吸って大きな声で山の神に朝のご挨拶。脳の血行を促進するために参加者全員で大きな声で挨拶する。寒さで強張った筋肉、関節を動かしてほぐす。

準備体操で体を温めて10時に出発。御師住宅(馬場家)は屋根の葺き替え工事が終わり、茅葺、檜皮葺の屋根が新しくなっている。裏手の斜面で、カメバヒキオコシの茎にできたシモバシラを観賞する。気温が低すぎて、根っこの働きが落ちたようで、2~3cm程の小ぶりのシモバシラであるが、複雑で優雅な形状をしている。

朝日を受けて神々しさを感じる神代ケヤキには、新しい注連縄が張ってあり、ヤマガラが2羽、3羽遊んでいる。氷柱が出来ている手水場で手を清め、参道階段に閉じ込められた「邪鬼」を踏みつけて本殿に向かう。哀しそうな顔の邪鬼、牙をむき出した邪鬼、閉じ込められた階段から脱出しようとしている邪鬼、それぞれの表情がユニークで楽しい。

彫刻の極色彩が鮮やかな拝殿でハイキングの安全を祈願し、奥の院遥拝所でピラミッド型した奥の院を拝む。境内や参道のあちこちに十月桜がピンク色の花を付けている。拝殿前で登頂記念の集合写真を撮ったのち、奥多摩駅目指して下る。

下りの山道は路肩が崩れて狭くなった処や斜面の上から大石が落ちている処があり、足元に集中して歩く。途中2か所で、小さくて可愛らしい形の氷の華シモバシラを見つける。間伐を実施している人工林の処では、スギとヒノキの違いや、間伐の必要性とその効果、間伐した材の運搬が出来ない為土砂流出防止柵として林内に放置されている事を解説し、日本の林業の実態と課題について理解して貰う。

日当たりの良い処で昼食休憩。座った下の落ち葉を掻きわけると、去年落ちたミズナラのドングリから根が出ている。そっと引き抜き、頭から根っこが出ているドングリを参加者の皆さんに見て貰う。長い時間止まっていると体が冷えてしまうので、お昼の休憩も僅か15分。

大楢峠には名前の由来となったミズナラの大木が朽ち果て倒れて、まるで恐竜がのっしのっしと歩いている様だ。ルビー色に輝く実と寒さに凍えた蕾を着けているツルリンドウを観察し、コボタンヅルが巻き付いて、種の周りの白髭が太陽の光を受けて、白い花が満開に咲いているように見えるムクゲの木を楽しみながら歩く。

14時45分、予定通り奥多摩ビジターセンターにゴール。整理体操を実施し、転倒やケガ等が無かったことを確認して解散。希望者をそば処「おく」に案内し、ビールで乾杯して、手打ちそばを味わう。今年も「季節の花と景色と味を楽しむハイキング」への参加をお願いして、新年恒例の安全祈願御岳山初詣ハイキングを無事に終了できた。

・楽しんだ花: ロウバイ、ジュウガツザクラ、ツルリンドウ(実と蕾)、ミヤマシキミ(実と蕾)、オクモミジハグマ(種)、カメバヒキオコシ(氷の華)、トリカブト(種)、コボタンヅル(種)
・楽しんだ景色: 東京都心のビル、筑波山、女峰・男体山・日光白根山、日の出山、男具那ノ峰
・楽しんだ味: 手打ちせいろ、田舎セイロ、天ぷらそば、大根の御新香

 参加者: 17名
 スタッフ: 稲葉 力(幹事)、久保雅春、廣川妙子、槙田幹夫(写真、報告)





霊気を胸いっぱい吸って山の神にご挨拶


小ぶりで優雅な形のシモバシラ


運び出せずに林内に放置された間伐材

そば処「おく」のお薦めメニュー



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