高尾森林ふれあい推進センター協定イベント・森林インストラクター東京会実施
氷の華「シモバシラ」鑑賞と富士山展望ハイキング
2017年12月25日(月)

  場所: 高尾山駅〜高尾山頂〜一丁平〜薬王院

当日は早朝まで細かい雨が降り、気温も上がることが予想されて参加者のキャンセルが心配されたが、当日のキャンセルもなく予定通りにケーブルカー清滝駅広場で開会式となった。スタッフ紹介、安全注意の後、水木班長のジャンケン体操で笑顔が溢れ身も心もほぐれたようでした。


富士山展望


班長の説明に聞き入る参加者
8:30発のケーブルカーで山頂駅に向かう。山頂駅での気温は8.5度になっておりシモバシラは期待薄の予感。浄心門近くで葉を落としたケヤキに大きなヤドリギが幾つも観察出来、葉の落ちたこの季節ならではの発見に驚きの声が上がる。

富士道では濃い青色の種子が美しいジャノヒゲを見つけカメラに収めていました。思ったより登山者が少なく静かな雰囲気の中、頂上へと向かう。頂上の下ではダンコウバイやクロモジの春を待つ冬芽に健気さを感じられたようです。

天気はすっかり回復し、高尾山頂上では銀色に輝く富士山が展望出来、それに連なる丹沢山塊や遠くには南アルプスの山々が見えていた。雲ひとつない素晴らしい眺望に満足されていました。

いよいよシモバシラの鑑賞を期待して紅葉台北まき道へ向かう。残念ながら1週間前の下見時に咲いていた30センチ近くもあった「氷の華」は跡形もなく夢のようにであった。それでも葉が落ち、枯れた植物のシモバシラの姿に関心を示され、自然の不思議さを感じているようでした。一丁平に向かう道すがらはすっかり冬枯れだが、ビナンカズラの赤い実やオオハナワラビの胞子を飛ばす不思議さに感心する。この日はポカポカと暖かく、イソップ寓話の北風と太陽のように、1枚ずつ上着を脱ぐ方もいて「気持ちいいですね〜」と微笑んでいました。一丁平でも秀麗な富士山が展望でき、班ごとに昼食を取りました。
下山時、一丁平の杉木立の中に真っ赤に熟し、たわわに実ったツルリンドウに感激。コゴメウツギの冬芽「もしかアンちゃん」、足元で枯れているセンブリは秋には見事であったろう。冬化粧の山道には逆光に輝くススキの穂やヤマコウバシがゆったりと風に揺れ、耳を澄ませばコゲラのドラミングが聴こえた。紅葉台南まき道(通称:お花道)に入り、江川杉の前を通り、薬王院へ向かう。境内は新年を迎える準備に余念がないが、参拝者の少ないひと時の静けさを味わう。薬王院境内にある菩提樹の翼の付いた実が風に舞っていた。落ちた実を拾い大切そうにしまっていたのが印象的でした。

予定通りに十一丁目茶屋前に到着し、整理体操後、班ごとに振り返りを行った。参加者は目的の一つであった氷の華「シモバシラ」は見られなかったがこれ以上ないほどの美しい富士山が眺望できたので「シモバシラは来年の楽しみにします!」との声をいただき、そしてお互いに「良いお年をお迎えください!」のご挨拶で解散となりました。全員、怪我もなく無事にハイキングを終えることが出来ました。

 参加者: 38名(9歳1名含む)
 FITスタッフ: 槙田幹夫(主幹事)、水木 稔、谷井ちか子、岡本俊彦、瀧浪邦子、 廣川妙子、小川和恵(報告)、入江克昌(アシスタント)
 体験参加: 高橋喜蔵、藤岡 眞、熊木秀幸

* 森林ふれあい推進事業「協定イベント」とは、林野庁関東森林管理局長と協定を締結した団体の主催するイベントのことで、自然豊かな高尾山で楽しく自然とふれあうことを主な目的にしています。 平成29年度の協定団体については森林インストラクター東京会(FIT)をはじめ5団体が登録されています。
  『森林ふれあい推進事業』の年間計画などについては関東森林管理局の該当ページを参照してください。




ジャンケン体操


ビナンカズラ


ツルリンドウ

下見時のシモバシラ



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