にこにこ会ハイキング主催
紅葉と黄葉を愛でながら三頭山ハイキング
2017年11月9日(木)


フッキソウ・真珠の実


三頭山三峰踏破の笑顔
満天の星空を見上げ家を出で、ようよう明るくなった車窓からモルゲンロートの富士山を拝み、一日の無事を祈る。

武蔵五日市発バスは前もっての依頼通り増便が出て、1時間余のバス乗車も定期便との分乗で全員無事座れて一安心。

都民の森入口のWCは女性用個室5+HC対応1の計6つあるので、こちらでほぼ全員に出発前の用を済ませて戴く。

幹事久保の挨拶・コース説明・諸注意に耳を傾け、長いバス乗車で固まった身体を小川の体操とスマイルでゆっくりとほぐし、身体が温まった所で、いよいよ各班に分かれて出発。

すっかり落葉した木もあれば、一段と色づきを深めた木もあり、真っ青な空に映える山の彩りを楽しみながら歩き出すと、珍しいフッキソウ(富貴草)の真珠のような実を発見! 縁起のいい名前、なかなか見られない実を目にし、先月の大菩薩嶺では大きな青大将が悠々眼前ゆくを目撃したし、若しかして金運上昇?と盛り上がる。

トリカブトやオオバギボウシの面白い実の形・種のこぼれ方を観察、ウバユリの実を裂け目の下から吹いて種を飛ばし、マムシグサの赤い実が落ちた後の妖怪「百目」に声を上げ、オトコヨウゾメ、ニシキギの紅葉と赤い実の絶妙な色合いに溜息、カメバヒキオコシの紫に染まる萼、陽光を浴びてふわりと目覚めたリンドウ(竜胆)の秋空に負けない青色に思わず引き寄せられる。

真っ赤に染まったハート形のヒトツバカエデ(一葉楓)、カナダの国旗の葉に似て端正なカジカエデ(梶楓)の葉を特大~極小まで存分に堪能しながらも、鞘口峠までの登りはややきつく、汗をかかれた方も多かったので着衣の調節をする。 尾根道・巻道の安全な方を選びつつ、ウダイカンバ(鵜松明樺)、シナノキ(科の木)、ハリギリ、イタヤカエデ(板屋楓)、エンコウカエデ(猿猴楓)、コハウチワカエデ(小羽団扇楓)、ハウチワカエデ(羽団扇楓)、オオイタヤメイゲツ(大板屋明月)、ウリハダカエデ(瓜膚楓)、ピンクがかった特有の紅葉で三出複葉のメグスリノキ(目薬の木)の葉など拾い集め、見比べながらも歩く。

見晴らし小屋からは、にこにこ会で今までに歩いてきた、御前山、大岳山などを間近に眺めて一服、パリパリに乾いて光るブナの赤茶色の葉と柔らかなミズナラの葉を踏み分け、未だ梢に残るそれらの木々の黄葉にカエデ類の紅葉が映え、コガラ、エナガ、ジョウビタキ、モズなど小鳥たち囀る木漏れ日の道を進む。

山頂手前の樹齢180年?のブナの木に抱き着き悠久の生命力を得て記念撮影、東峰1528m、最高峰・中央峰1531mを経て、見晴らしの良い西峰1527mで正面に大富士山を仰ぎ見、清々しい秋の大青空の下の昼食。

ムシカリ峠付近では、虫狩=オオカメノキ(大亀の木)の短枝の葉痕の段々と冬芽を観察、虫食いの葉と可愛らしい花時の写真で春~夏の姿に思いを馳せて戴く。 避難小屋のWCは一つなので班毎に時間をずらせて出発したのに、多人数の他団体の先客あり、予想外の時間を取られる。 順番待ちと思わず休憩時間と思って景色等を愉しんで・・・空から突然ヤマドリが舞い降り、我々に気付いて足早に谷へ駆けて行く姿にビックリ・・・などと言う内に順番が近づくと、数秒でも短縮すべきと皆さん自主的に工夫を凝らして下さり、そのチームワークの良さに頭が下がるばかり。 素晴らしい参加者に恵まれていることにひたすら感謝!

哀しきかな帰りのバスの時刻があるので、ここも先客で大混雑の三頭大滝等での休憩時間短縮でご協力いただき、沢渡りなどは焦らず慎重に下る。 カエデの仲間では異質なチドリノキ、真っ赤なコミネカエデ、ミネカエデ?←この標高であるのか自信ナシ、ヒナウチワカエデ(雛団扇楓)?←これも自信ナシ、イロハモミジ、オオモミジ等も合せ数々のカエデの仲間を見ることが出来た。 またクサボタン(草牡丹)のふわふわ白い綿毛付き種の穂は、陽光を受けブライダルヴェールのように輝き清楚で美しかった。 森の木々から草花、生物の多様性、昏々と湧き出る沢や溢れ落ちる大滝など森の豊かさも実感して頂け幸いだった。

様々なコースで山歩きと自然観察の両方を愉しめる「にこにこ会ハイキング」を毎月楽しみにして参加して下さる方に加え初参加の方々も増え、その分、山歩きの経験の差の問題等、生じる懸案も知恵と力を合せて解決していき、これからも安全第一、スタッフ参加者双方が楽しめ笑顔あふれる会であり続けたいと思う。

 一般参加者: 35名
 FITスタッフ: 久保、稲葉、槙田、小川里、廣川(報告)
 写真提供: 廣川、稲葉、槙田





富士山を仰いでの昼食


ダンコウバイの黄葉


コハウチワカエデの紅葉

クサボタン・ふわふわの実



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