第77回 高尾山 GREEN CLEAN作戦
平成29年10月7日(土) 曇りのち晴れ

高尾駅改札の受付を済ませ8時52分発のバスに乗る。日影停留所で降りてすぐの右手の小上がりへ。ここで、オヤマボクチとヤマハッカ、サラシナショウマを観察した。蕎麦のつなぎの原料として食べたことはあるが野に自生したオヤマボクチは初めてお目にかかる。茶色のトゲトゲの花がなんとも素敵だ。沢沿いにはミズヒキ、イヌタデ、ハナタデ、シラネセンキュウ、ツリフネソウ、キツリフネが咲き乱れていた。トラマルハナバチがツリフネソウに素早く出入している姿や、背中に着いた花粉を足に集める仕草に笑顔が漏れる。一年草のツリフネソウはまた実も楽しい。同属のホウセンカ同様、熟した実に触れると「パチン」と一瞬で破裂する。これには驚きである。その後、アズマヤマアザミやヤブマメ、シュウメイギク(キブネギク)の花、常緑のフユザンショウを観察して、集合場所のカツラ林駐車場へ。

雨後の朝の清々しさとカツラの落葉の甘い香りのなか9時12分発のバス組と合流し開会式。日影沢ではアブラチャンの実から飛び出した茶色い丸い種子を観察。コクサギの若い実は二枚貝のようだ。実は乾燥すると中から種子が瞬間的に飛び出すとのこと。その機械的な種子散布も見応えがあるそうだ。

キャンプ場のトイレ脇にはクサギの花と実が混在していた。綺麗な紅色の萼片を纏ったブローチになるにはあと少し時間がかかる。フジカンゾウやヌスビトハギ、キンミズヒキなどの動物付着散布の実やイタドリの紅葉や翼のある種子、秋に芽生え春には枯れるハナワラビ、レモンの香りのレモンエゴマ、マツカゼソウの花、メナモミ、シラヤマギク、ノブキ、イノコヅチ、ホウチャクソウやヤブミョウガの実、ゲンノショウコの蕾、イノデ(シダ植物)等を観察。ブラシのようなチカラシバも未明の雨が穂先に溜まりそこに朝日が差し神々しい。

水量も増え、沢の流れもさらさら。サワガニが林道に現れ、ミミズを追うクガヒルもいる。雨上がりの秋の日影沢 は目や耳や心にも楽しい。郵便道ではツルニンジンの花、セキヤノアキチョウジの花、クジャクシダ等を観察。郵便道の終盤ではジャーと鳴くカケスが二羽、美しい青色の羽を見せてくれた。もみじ台では大きなアサギマダラが3頭、アズマヤマアザミの花から花へゆらゆら優雅な舞をみせてくれていた。

予定の時間通りもみじ台に到着。グリーンクリーン作戦部隊以外の登山者がおらず占拠状態。売店傍らのシラキも実をつけ葉はうっすら紅葉。記念撮影をして、高尾山頂を経て、富士道、1号路を清掃しながら15時に小公園着。全体で可燃物一袋、不燃物一袋の回収。今日の高尾山は登山者も少なくその分ゴミも少なかった。

* その他観察したもの: サイカチの木、ヤマグワの木、サイハイランの葉、アオキ、ムクロジ、スギ、ヒノキ、ミヤマタニソバ、ミゾソバ、シロヨメナ、カシワバハグマ、オクモミジハグマ、センボンヤリ(閉鎖花)、アキノキリンソウ、ダンコウバイの花芽、ハナイカダの葉、シモバシラの花、トネアザミの花、シラヤマギクの花、ノコンギクの花、コナラのドングリ、コウヤボウキの花、ガンクビソウの花、フユイチゴ、タカオヒゴタイ、ヤクシソウ、シュウブンソウ、コメナモミ、ヤマアカガエル、アカハライモリ等。

錦秋にはまだ早いが、実りの秋を満喫。今回参加者の年齢にも幅があり、最年少は24歳と25歳の男女。最高齢は79歳だったとのこと。老若男女満足されており怪我や事故もなく無事終了。ひとえに運営スタッフの方々のおかげです。ありがとうございました。

* 11月の第78回高尾山GREEN CLEAN作戦は、11/4(土)にいろはの森コースで、高尾駅9時集合、日影バス停〜日影キャンプ場〜いろはの森〜4号路〜もみじ台〜高尾山です。

 開催場所: 日影沢コース〔日影キャンプ場〜郵便道(逆沢林道)〜もみじ台〜高尾山〕
 参加者: 28名(一般19名)
 スタッフ: 福田正男(代表)、稲葉力、入江克昌、臼井治子、野坂俊樹、槙田幹夫
 報告者: 篠原直樹
 写真と補足: 野坂俊樹、槙田幹夫




そばの繋ぎに使うオヤマボクチ


雨上がりで滑りやすいので足元に注意を!


実から飛び出す種子(アブラチャン)


何を撮っているのかしら?


旅する蝶アサギマダラが薊の蜜を

もみじ台を占拠して集合写真



戻る