高尾森林ふれあい推進センター協定イベント・森林インストラクター東京会実施
小下沢(こげさわ)の渓流ジャブジャブ歩き
2017年7月15日

開催場所: 小下沢林道とキャンプ場近くの小下沢渓流

  好天に恵まれた暑い一日でした。開会式を小下沢梅林前の開けた広場で行ない、8つの班に分かれて出発。平坦な小下沢林道を、班ごとに草木の実や花や虫などを観察しながらジャブジャブ歩きの会場となるキャンプ場広場まで歩きました。おおむね1時間20分の行程です。オニグルミの実、サイカチの落ちている青い実と幹のトゲ、テンナンショウの青い実、ハナイカダ、ハエドクソウなどを観察したり、アブラチャンの実を爪で傷つけるといい匂いがしたり、カタバミの葉で10円玉を磨くときれいになって驚いたり感心したりしていました。エサキモンキツノカメムシ、サカハチチョウ、コミスジ、ナナフシモドキ、アワフキムシ、ウズグモのかくれ帯、ヘビの抜け殻なども見つけることができました。

  昼食後、渓流ジャブジャブ歩きと水生生物の採集と観察を行ないました。渓流ジャブジャブ歩きは、林道の来た道を少し戻ったところから川に入って、キャンプ場広場のたもとにある橋まで約40分のコースです。川に入る前に各班長から川に入る注意をしました。班長は先頭に立ち、棒を持って、川底の深みを確かめつつ、マムシよけに岩をたたいて音を出しながら、ゆっくりと川の中を進みました。子供たちの後ろには、各保護者についてもらいました。川の中を注意しながら親子でジャブジャブと歩き水遊びを楽しんでもらいました。今年は例年に比べて水量が少なく水温は高かったようです。

  いったん川から上がって小休憩のあと、水生生物の採集を行ないました。子供も親も全員がたも網やザルを持って川底のあちこちをガサゴソして川の虫を探しました。網の中に動いている虫を見つけると歓声を上げていました。子供たちは特にサワガニを見つけると大喜びでした。捕まえたものはトレーに集めて、2班ごとに合同で観察会を行いました。カゲロウ、カワゲラ、トビケラ、ヘビトンボ、ガガンボなどの幼虫やヤゴやサワガニなどがいました。水生生物の名前や見分け方、生態などを解説し、川をきれいにして自然を守ることの大切さを理解してもらいました。捕まえた生き物は川に戻しました。

  ふりかえりでは、各班の子供たちから一番楽しかったことや印象に残ったことを発表してもらいました。カニを見つけた、ヤマメをつかまえた、アメンボがとれた、カエルがいた、川の中で遊んだこと、川でいろいろな水生昆虫を見つけたこと、カタバミの葉っぱで10円玉がピカピカになったこと等々、子供たちは元気に発表してくれました。大人たちも、最後に書いてもらったアンケートによると、きれいな川でゆっくり安全に遊べて楽しかった、とても楽しく親子で過ごすことができた、たくさんの自然に触れあえてよかった、ガイドの説明が丁寧でよかった等々、参加してよかった喜びの声が多数をしめていました。このイベントに参加することで、親子のきずなを深め、自然に触れる喜びを実感し、自然を大切にする気持ちを育むことができたと思われます。参加者のケガや熱中症などのトラブルもなく、皆様の満足をいただいて無事終わることができました。

 参加者: 60名(大人32人・子供28人)
 スタッフ: 福田正男(幹事)、丸山正、池田正博、瀧浪邦子、石川雄一、小勝眞佐枝、宮崎健、関根久仁子、瀬川真治、中垣成(報告)

* 森林ふれあい推進事業「協定イベント」とは、林野庁関東森林管理局長と協定を締結した団体の主催するイベントのことで、自然豊かな高尾山で楽しく自然とふれあうことを主な目的にしています。 平成29年度の協定団体については森林インストラクター東京会(FIT)をはじめ5団体が登録されています。
  『森林ふれあい推進事業』の年間計画などについては関東森林管理局の該当ページを参照してください。





開会式の様子


自然観察の様子


川の中をうまく歩けるかな


川の虫がいるかな


つかまえた水生生物の観察風景

閉会式の様子



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