田園調布学園 土曜講座
人と森と水資源
2017年6月24日(土) 場所:皇居東御苑

  8時50分、皇居東御苑大手門入口に集合した田園調布学園の中高女子学生と担当の先生11名の、東御苑観察が始まりました。生徒数が少数だったことで、観察の方法を歴史班と植物班に分け、それぞれ専門の講師を当て、生徒が2班に分かれ、時間を隔て双方に参加するという方式をとりました。これによりすべての生徒が全く同じ内容の授業を受けることができ、密度の濃い観察会となりました。
  歴史は本丸を中心に観察を行い、国木田講師が江戸城の紹介をすると同時に、江戸時代の暮らしと水との関りについて話をいたしました。天守台跡などの江戸城の歴史とそこから一望できたであろう江戸の町の暮らしを紹介しつつ、上水のネットワークの話をしました。国木田講師が「武蔵野」からの水を介した話をしたところは思わず、かの独歩先生がそこにいるような気がしてなりませんでした。
  植物は二の丸を中心に清水講師のもと、水回りの中心に植生などを紹介しました。さらに「自ら感じてみよう」というコンセプトのもと、感じたことを生徒自ら気づいてもらうため、その場で発言を求め、活発な応答が行われました。ハンゲショウの葉の白い部分も、生徒から気づくよう質問を工夫し発見の喜びを共有しました。また、めずらしいオニノヤガラがその特異の色で孤高のごとく立つのを見つけ、光合成に依らない植物についても学びを深めることができました。
  観察のあとは振り返りを行い、到達目標である「森林が持つ水源涵養の意味と役割を理解する」ために、暮らしや植物にとって欠かせない森の役割を理解してもらい、11時20分、内容充実の2時間半の観察会を終えました。

 参加者: 高校生2名・中学生9名(欠席1名)・教諭1名(合計11名)
 FITスタッフ(講師): 国木田之彦、清水好博、斎藤和久(報告)





感じてみよう


資料で比較


いよいよ本丸


オニノヤガラ発見


アジサイに見入る

済寧館を横目に



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