にこにこ会主催・季節の花と景色を楽しむハイキング
イカリソウ、キンランを楽しむ初夏の陣馬山ハイキング
2017年5月19日(金)

コース: JR中央本線藤野駅-《バス》-和田〜陣馬山〜明王峠〜子孫山の頭〜小原の郷〜相模湖駅 (標高差: 上り485m、下り655m)

  前日まですっきりしないお天気が続いていましたが、久しぶりにまぶしい日差しの降り注ぐなか、藤野駅に集い、和田バス停まで、増発していただいたバスに乗車。
  バス停広場で準備体操、体調チェックなど開会時のルーティーンを行い、登山口に向かうと、石碑の足元に咲くオダマキや、民家沿いのタニウツギが、鮮やかな色を放って私たちを出迎えてくれました。
  和田第二尾根を進むと、1週間前の下見ではまだ蕾の多かったミツバウツギ、コゴメウツギ、マルバウツギも今日は嬉々として咲いています。
  一ノ尾根との合流点付近では、皆様お待ちかねのキンラン、ギンランが揃って見られ、班長さんの「そろそろ行きますよー」の声にも、その場を離れがたくカメラの音が響いていました。
  ホウチャクソウ、ジュウニヒトエ、アマドコロなども観察しながら、最後尾の班も10:45には陣馬山山頂に到着。この季節になると、なかなか富士山は見えませんが、「あれが大岳山かな、あれは三頭山かな」 と皆で眺望を楽しみました。
  歩き進んだ明王峠で、ゆっくりと昼食休憩の時を過ごし、また、コバノタツナミソウを観察して、皆、元気復活。
  午後は、矢の根・子孫山の頭コースで小原の郷に向けてもうひと頑張りです。
  下り始めてしばらくすると、前方を歩く班から何やらざわめきが聞こえます。 「何?何?何が見られたの?」 と追いつくと、笹の“花”が咲いていました。
  笹は、種類などによって周期は違うものの、50年〜120年、平均的には100年に一度ほどの周期でしか花をつけないそうです。そんな珍しいものを見ることができて、お客様も驚いておられました。
  しかし、家に帰って調べてみると、「異常気象や人間の干渉などにより、自然界のバランスが大きく崩れ、種の保存のために危機に瀕したときに花を咲かせる」との記述も…。 あらためて、森林生態系を守っていくことの使命を感じさせられました。
  さて、下山のコースをさらに進んでいくと、ようやくイカリソウも見られ、(下見の時は、陣馬山に登る途中でも散見されたのですが、1週間で、植生は刻々と変化するものですね)奈良本方面との分岐では、人が育てたかのように大きく育ったキンラン、そして道程もいよいよ最後となる小原の郷に下りる分岐道に入ると、そこは一面にシダの生い茂る小道です。 リョウメンシダ、オシダ、ジュウモンジシダ、キジカクシなどが生い茂るなか、所々にエビネ、キランソウ、サワギクなどの花が観察され、下山後の振り返りの時、「ここを歩いたのが気持ちよかった」との感想も聞かれました。
  麓近くまで下りた沢沿いでは、ガクウツギがあちらこちらで白く揺れ、こうして最後まで花々に囲まれるなか、皆、無事に小原の郷に下りました。
  郷では束の間、小原宿本陣にて古(いにしえ)を味わい、そして相模湖駅まで歩いて、今日のハイキングを終えました。
  空には鳥たちのさえずりを聞き、沢山の初夏の花々に囲まれる中、皆様とともに楽しい陣馬山ハイキングができましたこと、感謝でした。

 参加者: 33名
 スタッフ: 稲葉力、槙田幹夫、久保雅春、臼井治子、小川和恵、小川里花(報告)





ササバギンラン


キンラン


クマザサの花

イカリソウ


小原の郷に向けてシダの小道を歩く



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