高尾森林ふれあい推進センター協定イベント・森林インストラクター東京会実施
セッコクと初夏の草花を訪ねて
2017年5月25日(木)

開催場所: 6号路~琵琶滝~山頂~ふじ道~ケーブル高尾山駅

天気予報が少しずれて、朝から小雨模様。スギの古木に着生するセッコクを鑑賞するため33名の方が参加。まだ小雨が降っていたので、高尾森林ふれあい推進センター所長の計らいによって、センター内をお借りして室内で開会式を行った。今回のコースは4号路が倒木で通行止めになっているため、下りのコースはふじ道に変更した。開会式後、各班に分かれ、自己紹介、コース説明等を行い、まだ小雨であったが、一路6号路に向け足を進めた。
今日のコースで鑑賞する主な草花は、セッコク、ジャケツイバラ、ハナイカダ、コミヤマスミレ、サイハイラン、キンラン、ツクバネウツギ、コゴメウツギ、イナモリソウ、マルバウツギ。
まず、清滝駅にある老杉に着生しているセッコクを鑑賞。駅構内にあるので、身近にセッコクを鑑賞できる。ピンクのセッコクもあり、その可憐な姿を写真に収めていた。きれい、かわいいと参加者からの声。
清滝駅前の6号路入口付近左手では、キンギョバツバキを観察した。キンギョバツバキ、ツバキの葉先がキンギョの尾に似ている。名前は後から教えますので、まず触ったり、見たりして、違いを観察してくださいと講師の一言。至言である。アオイスミレの実を観察。土のところに倒れ、アリが種を運ぶ。
妙音橋付近では、ヒメコウゾ。ミツバウツギ。コゴメウツギ。ジュウモンジシダ。ミズ。コクサギ。アマチャズル。アマチャズルは、横から葉を見ると毛があるのがわかる。道沿い右手には、ハリエンジュの白い花。岩屋大師の先に、クジャクシダ。シャガの説明看板手前にはジャケツイバラのツル状の枝のかぎ形の鋭いトゲ。ジャケツイバラの花は黄色で景色によく映える。琵琶滝入り口付近では、ハンショウヅル。釣鐘型の花がかわいい。ヤブデマリの花は大型の白い装飾花がつく。装飾花に特徴。木の橋左手、クワガタソウの花はもう終わっていた。
お目当てのセッコクは右手の林の奥。目が慣れてくると、ここにもセッコクがあると参加者からの声。道をすすんでいく途中にもセッコク。いたるところにセッコク。今日はセッコク日和と言ってもいいぐらいセッコクだらけ。セッコクをこんなに見られてよかったと感激の様子。参加しようかどうか迷ったが、来てよかったとの声も聞かれた。見返りセッコクの場所でもセッコクを見ることができた。
ハナイカダは、花が終わり、小さな実をつけていた。鳥のさえずりは、オオルリ、キビタキ、サンコウチョウなどが聞かれた。
6号路から稲荷山コースに入り、頂上をめざした。途中には、オカタツナミソウ、マルバウツギ、イナモリソウ、ツクバネウツギ。1億円トイレ手前の坂道左手には、キンラン。もう終わりかけていた。1億円トイレ付近では、サイハイラン、エビネなどを観察。頂上付近では、ホオノキ。カシワ。アセビ。ツルグミ。
下山途中では、サルトリイバラの実、カツラのハート形の葉、シキミ、カヤランなど数多くの草花を観察した。
小雨からはじまり、天候も心配されたが、途中からは雨もやみ、雨後の静寂な森林の雰囲気とセッコク、初夏の草花を十分堪能していただいた。

 参加者: 33名
 FITスタッフ: 長谷川守(主幹事)、谷井ちか子、吉原秀敏、山本憲人、中村和夫、小川和恵、内藤公雄(報告)


* 森林ふれあい推進事業「協定イベント」とは、林野庁関東森林管理局長と協定を締結した団体の主催するイベントのことで、自然豊かな高尾山で楽しく自然とふれあうことを主な目的にしています。 平成29年度の協定団体については森林インストラクター東京会(FIT)をはじめ5団体が登録されています。
  『森林ふれあい推進事業』の年間計画などについては関東森林管理局の該当ページを参照してください。





開会式の様子


清滝駅でのセッコク観察

オカタツナミソウ



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