高尾森林ふれあい推進センター協定イベント・森林インストラクター東京会実施
春の健康ハイキング~北高尾の森で春を探そう
2017年3月14日

  7時30分にJR高尾駅北口集合。
  前夜からの雨が残ったが、43名の参加があり高尾駅北口は朝から賑やかな佇まいをみせていた。8時34分、定期便と前以って依頼した増発便のバス2台に分散して乗車し、大久保バス停で下車。バス停に着いた頃には雨も上がり聖パウロ学園に向かう。学園の広場で開会式を行う。体操をして、コースの紹介と安全面への注意を伝える。
  7班編成でパウロの森に入り、東尾根を歩きながらの観察開始。先ず出迎えてくれたのがウグイスカグラで淡紅色が綺麗だ。パウロの森にはムササビが生息しており桜の花芽を食べた後があちこちに見えた。尾根筋にはシュンラン、ヒメカンスゲ、カンアオイが咲き、クロモジ、ダンコウバイ、ツノハシバミ等の冬芽が美しい輝きを見せていた。手入れのいきとどいたパウロの森の第二広場で小休憩。シイタケを植菌した畑を見学。サンショウ、イヌザンショウ、カラスザンショウの葉のつき方や、棘のつき方を見たり、香りを嗅いだり、葉を舐めてみたりして違いを観察した。キジョランの葉裏にはアサギマダラの幼虫がいて参加者のカメラ撮影に応えていたように見えた。トリカブトとニリンソウの違いを興味津々に班長に聞いていた参加者もいた。靴紐を締め直して広場から滝ノ沢林道出会いに向かう。急登なジグザグ道を汗をかきながら出会いに全員到着。
  林道出会いで小休憩。軽食をしてから滝ノ沢林道を板当て峠に進む。林道では木々の芽吹きが始まっていた。ケヤキについたヤドギリ、キブシのかんざし、赤くてツヤのあるミズキの冬芽などを観察。大きな冬芽のホオノキを見てこの先に咲く白い大きな花を楽しみしている参加者がいた。雨上がりの天気にツチグリの観察もできた。胞子の飛ぶ様子に大喜びしていた。
  板当峠ではウワミズザクラ、イヌザクラを観察した後、小下沢キャンプ場跡地に向かって下山。今一度、靴紐を点検したり、手に物を持たないように注意をして、転倒しないようにゆっくりと慎重に歩き全員無事にキャンプ場跡地に到着した。最後の班も時間通りに12時10分に到着。
  小下沢で班ごとに昼食、山の話や花の話などを楽しみながら憩いの時間を過ごした。昼食後は、今日のハイライトでもある白い花に赤い雄しべが可憐なハナネコノメを観察。他にはネコノメソウ、ヨゴレネコノメが観察できた。
  帰りの小下沢林道では、アオイスミレ、タチツボスミレが小さいながら紫の花を咲かせ目をひく。沢沿いにはユリワサビ、ヤマルリソウが可憐な花を咲かせていた。枯葉が木に残っていたのはヤマコウバシ、チドリノキ、冬の名残りを感じる。ゆっくりと小下沢林道を歩きながら、確実に春の息吹を感じる。
  小下沢林道入り口には梅林があり、満開の梅の花が綺麗だ。時間通りに梅林広場に全員が到着して解散した。
  バス停近くにはホトケノザ、ツクシが多く楽しませてくれる。定期便と増発便に分かれて乗り15時30分過ぎには高尾駅に到着した。 まずまずの天気になり、参加者には五感を研ぎ澄ませ、春の兆しを感じていただくことができ、概ね満足していただけた春の健康ハイキングとなった。

 スタッフ: 小勝、前田、瀧浪、長岡、瀬川、丸山、槙田、猪瀬、望月(報告)

* 森林ふれあい推進事業「協定イベント」とは、林野庁関東森林管理局長と協定を締結した団体の主催するイベントのことで、自然豊かな高尾山で楽しく自然とふれあうことを主な目的にしています。 平成28年度の協定団体については森林インストラクター東京会(FIT)をはじめ5団体が登録されています。
  『森林ふれあい推進事業』の年間計画などについては関東森林管理局の該当ページを参照してください。
















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