にこにこ会主催
春の妖精を楽しむ小仏城山ハイキング
2017年3月9日

歩程: 日影沢〜城山〜小仏北東尾根〜日影沢

7時50分、JR高尾駅北口集合。今回は総勢49名という多人数の団体のため、前もって京王バスに増発を依頼した。

8時12分、小仏行きバス2台に分散して乗車し、日影バス停で下車。日影沢入り口の駐車場で開会式を行いコースの紹介と安全面への注意を伝える。

その後、5班編成の班別行動に移り、班ごとにアイスブレイク、体操をして1、2班からカツラ林の木道から沢に下りて観察を開始。白い花に赤い雄しべが目立つ可憐なハナネコノメの群生は、ちょうど花時を迎えていた。ハナネコノメは今回のコースではここでしか見られない本日のハイライト。これを楽しみにいらした参加者も多いと思う。

キャンプ場への道沿いにはネコノメソウ、ヨゴレネコノメ、ユリワサビ、コチャルメルソウなど春の妖精が次々に姿を現し、参加者も目が慣れてくると自ら次々に見つけてくれる。

キャンプ場でトイレ休憩。沢沿いではちょうど赤い雄しべを覗かせ始めたフサザクラを観察。

城山への道沿いでは、ジャゴケ、トヤマシノブゴケなどの苔類、ジュウモンジシダ、リョウメンシダなどのシダ類の観察もした。その後もミズキの赤い冬芽、三大美芽に一つに数えられるコクサギの冬芽、早くも芽吹いたタマアジサイの新芽などを観察。

草本ではシュウブンソウ、サラシナショウマ、イワタバコ、シラネセンキュウ、レモンエゴマ、マツカゼソウ、コウヤボウキなどが、枯れてようやくそれとわかる姿を見せてくれる。

それら秋の名残りの中に、初々しい姿を現したのはムラサキケマン、ダイコンソウ、コモチマンネングサ、タネツケバナ、ヤエムグラなどの芽生え。スミレはアオイスミレ、タチツボスミレが上品な紫で目をひく。

まだ枯葉が木に残っているのは、落ちないことで受験生のお守りになっているヤマコウバシ、そしてカエデの仲間のチドリノキ。そのどちらにも冬芽は確実にふくらんでいた。

そんな冬と春の共演を観察して、道はやや傾斜のきつい上り坂になり、城山への手前にはニワトコの新芽が勢い良く芽吹いていた。

予定より早く、最後の班も11時40分には城山頂上に到着。頂上で昼食、班ごとに記念撮影をして、順次北東尾根を下山開始。道沿いではクロモジ、モミジイチゴなどのふくらんだ冬芽を観察。カンアオイの特徴のある葉と、その根本には地味な花も見つかる。やや下ってダンコウバイ、ウグイスカグラ、オニシバリの気品のある花々を観察。

日影沢の降り口の付近には、白い可憐なアズマイチゲがそこここに見られ、最後まで途切れることなく春一番の花々を楽しめたハイキングとなった。

日影ではバスの混雑が予想されたため、先発隊と後発隊で30分違いのバスに分散乗車。無事に全員乗り切ることができ、後発隊も予定通り14時30分過ぎには高尾駅に到着した。

天気にも花にも恵まれ、参加者にも概ね好評な早春のハイキングとなった。

毎月主催しているにこにこ会のハイキングも、無事に丸2年が経過したことを最後にご報告させていただく。

 参加者: 43名
 FITスタッフ: 稲葉力、槙田幹夫、久保雅春、小川和恵、小川里花、加古明子(報告)





日影沢駐車場で開会式を行う


ハナネコノメ


コチャルメルソウ


コクサギの冬芽


オニシバリ

アズマイチゲ



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