高尾森林ふれあい推進センター協定イベント・森林インストラクター東京会実施
陽だまりハイク・正月の高尾山を楽しむ
2017年1月12日

  朝はマイナス4℃と冷え込んだものの出発するころには3℃、そして稲荷山コースを登っているころには陽光が燦々と輝き、風も弱く、陽だまりハイクにはもってこいの日和となりました。
  稲荷山コースの名の由来となる旭稲荷では、鳥居の両側にあるサカキとヒサカキの説明、幼木では葉が3枚、その後5枚、実が成る頃は7枚となり「七五三の縁起木」であるムベの説明と班長の話に参加者は聞き入っていました。この時期、花はほとんど無いものの木々の冬芽の愛らしさを楽しむことが出来ます。ナポレオンハットのようなリョウブの冬芽、ヤジロベイのようなクロモジの冬芽、白い紙のような袋に包まれたフジキの冬芽、そして小人の顔のようなシラキの冬芽と変化に富んだ木々の様子やキジョラン、テイカカズラの種、また常緑樹、落葉樹、針葉樹の特徴などの説明に「普段はただ頂上を目指して登ってしまうが、班長の説明を聞きながら木々の変化を楽しむ、こうした登り方もいいものだ。」との感想も漏れてきました。また、朽ちた木に沢山生えているキノコについて「木のセルロースやリグニンを分解してくれるのはキノコだけです。」との話ではキノコが生態系で果たしている枠割りの一端を感じてもらえたと思います。
  稲荷山コースから巻き道を通り、1億トイレに向かうところでは小さいながらシモバシラを観ることも出来、高尾山山頂では冬の澄み切った空に雄大にそびえる富士山を堪能しました。
  昼食後は1号路を下り、正月の雰囲気漂う薬王院を散策。都指定有形文化財である不動堂について宝形造りで17世紀後半に建立されたと推定されること。垂木は扇垂木となっており、それはこの不動堂のみであるなど班長の説明に聞き入っていました。飯縄権現堂は本殿、拝殿、幣殿の3つが一体なった権現造りの形式となっており、周囲に施された彫刻は左甚五郎の弟子によるものであるなど薬王院の歴史・文化の説明に薬王院の見方も深まったようでした。薬王院大本堂でお参りし、お札を購入するなど正月気分を楽しみました。そして神変山(林野庁慰霊碑)脇の道を通った際にはカンアオイの花を初めて見たと多くの参加者が感動していました。
 14時30分、無事ケーブルカー高尾山駅に到着し解散となりましたが、参加者みなさん満足していただいたようでした。

 参加者数: 31名 
 FITスタッフ: 長谷川守(主幹事)、宮崎、瀬川、前田、龍浪、小川、林(報告者)

* 森林ふれあい推進事業「協定イベント」とは、林野庁関東森林管理局長と協定を締結した団体の主催するイベントのことで、自然豊かな高尾山で楽しく自然とふれあうことを主な目的にしています。 平成28年度の協定団体については森林インストラクター東京会(FIT)をはじめ5団体が登録されています。
  『森林ふれあい推進事業』の年間計画などについては関東森林管理局の該当ページを参照してください。





出発前の体操風景

ムベの説明に聞き入る参加者

針葉樹の説明風景

ゴンズイ、キブシ、クマノミズキの説明風景

澄み切った空に雄大にそびえる富士山

薬王院の説明風景



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